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パーキンソン病
手足のこわばり、ふるえ、歩行困難などで気づかれることが多いパーキンソン病ですが、内服薬の開始の時期、内服薬の服用量や服用法は患者さんによって、大きなばらつきがあり、適切な内服薬を決めるまでに専門的な評価が必要な場合もまれではありません。それぞれの患者さんに特有の事情に応じて内服薬の調整が必要です。

末梢神経疾患
手足がしびれる、力が入りにくいなど、末梢神経の病気の診断には、神経伝導速度検査や針筋電図の検査が不可欠ですが、当院ではほとんどその場でこの検査を行うことが可能です。

認知症
単に物忘れがひどかったり、勘違いが多くなったりするだけでなく、言葉が出にくくなったり、仕事がうまくさばけなくなって気付かれる方もあります。もともとは温厚な方が、怒りっぽく、疑り深くなってしまうのも認知症の症状であることがあります。
認知症と思われている高齢者の方の中には、突然動作が止まり短時間一点を見つめていたり、口をもぐもぐしたり、意味もなく手を動かしたりする、「側頭葉てんかん」の患者さんがまぎれていることがあります。この場合、てんかんのお薬を少量服用するだけで「認知症」と思われていた諸症状が消失してしまうこともあります。

意識消失発作、てんかん
突然意識を失い全身を痙攣させて倒れる発作を反復する場合、てんかんが疑われますが、全ての意識消失の患者さんがてんかんであるというわけではありません。診断のためには脳波検査が不可欠です。上記の「側頭葉てんかん」のような部分てんかんの診断にも脳波検査は必要です。当院では約100名のてんかん患者さんが通院中です。お薬をきちんと服用することによって、発作をほとんど止めてしまうことも可能です。最近は新しいてんかんのお薬も利用できるようになりました。